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2014年4月26日 (土)

5つ星のうち 5.0 早稲田大学の非常勤講師が置かれた理不尽な状況と闘いを描いた力作! 2014/3/10 By むらしん ((アマゾンレビュー転載)

「雇用契約期間の上限を通算5年とする」との就業規程が突如として早稲田大学の非常勤講師に配布された。それまでは事実上の自動更新で10年も20年も教えている非常勤講師が多かったという。大学がこのような文書を配布した背景には2013年4月1日に施行された改正労働契約法がある。

 雇用の安定を図る目的のこの法律は、パートや派遣など期間の定

めのある契約を結ぶ労働者の契約が5年を超えた段階で、希望があ

れば期間の定めのない契約に転換できるようになった。この改正で

推定1200万人もいる全国の有期契約労働者の職の安定が図られ

るはずだった。

 ところが早稲田大学は違法な就業規程を強行しようとし、それに

反発した非常勤講師と目まぐるしい攻防が繰り広げられるこ...とになったのだ。

 早稲田大学の専任教員は1848人、非常勤講師は3762人と最大勢力だ。しかし非常勤講師の年収は平均300万円。一方、専任教員は1500万円。仕事内容に変わりはないのに報酬面では大きな格差がある。非常勤講師が専任教員並みの年収を得るには1日48時間働かなければいけない計算になるという。

 少数派の専任教員が多数派の非常勤講師を支配する、このアパルトヘイト状態が多くの大学の現状なのだ。

 早稲田大学のこの攻防が「非正規労働者の暮らしと人権を守れるか否かにも関わってくる」と筆者は指摘する。また、本書で述べられたことは「序章」に過ぎないとも。

 理不尽な差別を設け、非常勤講師に悪条件を押し付けるブラック大学早稲田。破廉恥極まりないこの大学が「真の一流大学」と呼ぶに相応しい場所になるのはいつのことだろうか

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