特別な一日 平和リベラル派再結集へむけた出発の日に!
本日、20012年12月16日は日本を大きく変える日になりそうだ。総選挙では、憲法9条を改変し国防軍を米軍とともに世界的に展開できる道筋をつくり、国内では国民の基本的人権を大幅にはく奪しようという安倍・自民党が優勢だと伝えられている。
選挙後に、自民党と日本維新の会が接近すれば、極右政権が誕生するわけだから、日本はかつてない危機に直面するかもしれない。危機に立たされており、しかも今日の夜には絶望的になるかもしれないのに、なぜか私は今朝目覚めたときから、穏やかですっきりと、風呂上りにビールを一杯のんだように気持ちがいい。
◇殺伐とした都政から人間味のある穏やかな都政に
衆院選にくらべ都知事線は比較的簡単だ。差別を助長し、福祉を削減し、少数者を排除し、脱原発デモ参加者を逮捕してきた都政をつづけるのか、拒否するのかの選択だからである。
13年間の殺伐とした都政から、人間味のある都政を生み出し、日本が活性化するためのステップにする希望の日になるかもしれない。多くの人は、人を攻撃したり、無意味な対立につかれているからである。
◇第三極などない、あるのは第一極と第二極のふたつ
衆議院選挙では、脱原発・消費税増税・TPP交渉参加・反貧困、がテーマだと私は思っている。(その前に最大の争点は「人格」であることはまちがいないが)。
しかし、一言で表せと言われたら、「日本のファシズム化阻止」だ。貧乏人差別政策で貧しい人がますます困窮し、その追い詰められた空気が、国家主義、差別排外主義につながるのはどこの国でも同じ。
おまけに、石原慎太郎の尖閣諸島購入宣言に端を発して、日中両国が緊張し、領土ナショナリズムが吹き荒れている。石原の狙いは、日中両国の関係を悪化させ、反中国感情と国防意識を高めることだ。つまり、穏やかな池に無理やり波をたてて、小舟にのっていた国民を危機に陥れているのである。
世の中右へ右へと旋回し、平和や人権の尊重、共生社会、たおやかな社会、人格を重視する倫理などは、すみに追いやられている。
この状況では、政治勢力は二極しかない。ほんとうは、さまざまなな思想・志向・方法・政治勢力があるのだが、1人しか当選しない小選挙区制度では、二者択一的方法で考えるのが第一ステップ。その次の第二、第三ステップで詳細に考えていくほかはない。
となると現在の第一極は、改憲・軍拡・国家主義・原発推進・新自由主義・庶民大増税などが入り乱れた民主・自民・公明・維新・みんな他。
第二極は、平和・外交力・生活優先・脱原発・反消費増税などの日本未来の党・共産党・社民党・新党大地・新党日本他。
この二つが争点なのだ。苦肉の策の二者択一。二つの勢力から選び、つぎのステップで模索していくしかない。大から中へ、中から小へ、小から詳細へ、という順番である。それにしても、小選挙区で二つの大政党しか生き残れないのがもどかしい。
なんとしても小選挙区制度を廃止すべきだ。少数者排除になるし、日本の文化にはなじまない。きわめて米英的発想と制度だ。それだけでも私はいやだ。
◇今後もリベラル連合・オリーブの木を模索したい
公示直前にできた日本未来の党は、平和勢力、反原発勢力、反庶民増税勢力など、リベラル勢力の結集をめざしたものの、十分ではない。しかし、方向性を示したことは大切だと思う。
選挙結果が悪かったとしても、日本から(とくに国会から)消滅しかかっているリベラル勢力が協力する方向性は継続していかなければならない。さまざまなテーマによって共産党も共闘できるだろう。
市議会、都道府県議会、自治体首長選挙でも、芽生えたわくぐみを育てていきたい。すでに三重県桑名市長選で日本未来の党推薦の候補が民自公の候補に圧勝した結果もでている。また、都知事選でも、未来・共産・社民が同じ候補を応援している事実もあるではないか。
◇たったひとりの闘いのよびかけ
さて、今日の夜はどんな気分で床につくのか・・。わからない。が、あらためて本ブログを書き始めた最初の気持ちをここにしるしておこうと思う。
〈2005年9月11日、マスコミの誘導どおり、小泉自民党が総選挙で圧勝した。翌日、仕事を休んで寝込もうと思ったが、そうはせずに事務所にやってきた。 〉
つづきは、こちらで。http://ankoku-mirai.cocolog-nifty.com/blog/kono/index.html
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