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2012年4月15日 (日)

「STOP!権力の暴走」国民大集会」に賛同した

 2012年4月20日(金)6時30分開場7時開演の「4月20日「STOP!権力の暴走」国民大集会―小沢一郎政治裁判の不当判決は許せない―

 この集会に賛同した。その理由と私の考え方を述べたい。

◇調書ねつ造と法治国家崩壊

「いわゆる小沢事件、いわゆる小沢裁判」と表現せざるを得ない。なぜなら、私には事件そのものがなかったとしか思えないから「いわゆる」を付けないわけにはいかない。

 調書の大半が採用されなかったり、調書のねつ造という恐るべき事実も白日の下にさらされているのである。

 これだけでも、判決はおろか裁判そのものが成り立たないものだと私は考えている。この”小沢裁判”を含め、いま日本では、警察・検察・裁判所の暴走が拡大している。

 最後の砦となる裁判所は警察と検察のいいなりで、小学校高学年の模擬裁判授業のレベルに達していない裁判も少なくない。きわめて危険な状況ではないだろうか。

 三権分立もなければ、裁判制度の根幹もゆらぎはじめている私たちの日本なのだ。 にもかかわらず、これまで官僚・アメリカ合国・自民党・財界・大マスコミなど、日本の変革をかたくなに拒む勢力は、小沢氏に対してネガティブ・キャンペーンと誹謗中傷を繰り広げてきた。

◇自分たちの弾圧には反対、違う思想の人への弾圧は賛成

 それに対する批判も起きているが、一般に右派よりも人権や思想信条の自由を大切にする左派が大きく二つにわかれている。当然のことながら私は、もともとの小沢氏支持者に加えて左派も政治弾圧に反対すると思った。

 ところが、小沢は金権政治家、うさんくさい、嫌い、などその他もろもろの理由をつけて旧勢力に加担している左翼も少なからずいる。 政治的自由・思想信条の自由・言論表現活動の自由に関して、その人の所属や団体や思想によって不平等があってはならないというのが私の考えだ。

 しかし、自分の仲間や近い人の自由が侵されると騒ぐくせに、自分と意見や思想の違う人の自由が侵されても、批判しないどころか権力の味方をしてしまう人もいるのはどういうことだろうか。

 これは思想の左右を問わずだ。これでは公正な社会と自由は勝ち取れないと私は確信している。口ではこの考えに賛同するが実際の行動が伴わないのではないか。私だって完璧にはいかない。

◇マルティン・ニーメラーの教訓 

 フリードリヒ・グスタフ・エミール・マルティン・ニーメラーの有名な言葉は、よく聞くのでうんざりする人もいるかもしれないが、引用したい。

 ナチ党が共産主義者を攻撃したとき、私は多少不安だったが、共産主義者ではなかったから何もしなかった。

 その後ナチ党は社会主義者を攻撃した。私は前より不安だったが、社会主義者ではなかったから何もしなかった。

 次いで学校が、新聞が、ユダや人などが攻撃された。私はずっと不安だったがまだ何もしなかった。

 ナチ党はついに教会を攻撃した。私は牧師だから行動した。だが、私のために声をあげる者はだれ一人残っていなかった。

 小沢事件でもそうだが、東京堅川のホームレス排除に抗議して逮捕されいまだに拘禁中の園良太氏の事件でも同じだ。かたや首相になる可能性もあった大物政治家で、一方は一庶民だが、両人をめぐる事件は私の中で一本の太い線でつながっている。

◇集会への賛同と同時に橋下徹氏を評価した小沢氏への支持もやめた。

 以上の理由で、来る4月20日に行われる「STOP!権力の暴走」国民大集会―小沢一郎政治裁判の不当判決は許せない―に賛同した。  

 同時に、いままで一応小沢一郎氏を支持していたがそれはやめることにする。といっても彼を全面否定するわけではなく、一歩引いて警戒しつつ、必要に応じてそのときどきの判断をしっかりやっていこう、ということである。

 そのきっかけは、朝日ニュースターの番組(司会は上杉隆氏)で、小沢氏が橋下徹大阪市長をおおいに評価したからである。ファシストを評価する危ない政治家を無批判に支持することは私にはできないからだ。

 橋下さんは、大衆のこころをつかむのはすごい、とかなり肯定的に小沢氏は評価したのだ。 橋下市長が大衆を動かすということは選挙に強いということで、選挙のプロの小沢氏としては、大衆への訴求力のある点を評価してのことで、思想や考えを全面的に支持したわけではないと私は思う。

 しかし、あの番組は10秒間のコメントですぱっときるようなものではなく、長時間にわたりじっくりと話をできる番組にもかかわらず、評価のしっぱなしで否定的コメントはなかった。

 彼が橋本氏に危険なものを感じていれば十分に語れる時間的な余裕があったのに、それをしなかった。これは、いざとなったら連携もありえるのではと私は思った。かつてやろうとした大連立のように。

 いくら有権者支持されたとはいえ、全権委任法を制定して独裁体制をとるまでは、ナチ党はただの一度も選挙で議会の過半数を獲得したことはなかった。ヒトラーが首相になれたのは、政治家たちの野合(暴力的おどしはあったが)による首班指名だった。そういうことを小沢氏がしなかねないと思ったからだ。

 小異を捨てて大同につくことは大切だが、野合であってはならない。

◇それでも小沢氏への弾圧反対集会に賛同する

 しかし、明らかに政治弾圧が横行し、法治国家崩壊目前の危機に際して黙っているわけにはいかない。

 小沢氏が攻撃されたとき私は何もしなかった。私は小沢支持でもないし保守派でもないし、彼がかつて所属していた自民党をただの一度も支持したことがないし、彼が導入した小選挙区制に大反対だったから。

  Bが攻撃されたとき、私は前より不安だったが何もしなかった。私はBでないから。 次いで権力はCを攻撃し、D,Eと攻撃を拡大していった。 

 ついに権力は私を直接攻撃した。もちろん私は立ち上がろうとした。だが、私のために声を上げようとする者は誰一人残っていなかった・・・・。  

 国民大集会趣意書 http://stop.jpn.org/?page_id=13

 集会案内http://stop.jpn.org/?page_id=32

◇ 4月20日「STOP!権力の暴走」国民大集会~小沢一郎政治裁判の不当判決は許せない~

主催:「STOP!権力の暴走」国民大行動

実行委員会委員長 平野貞夫(日本一新の会代表・元参議院議員)
実行委員会事務局長 伊東 章(小沢一郎議員を支援する会 代表世話人)

実施日:2012年4月20日(金)<開場:6時30分開演:7時から
場所:文京シビックホール 大ホール東京都文京区春日 
東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅【直結】都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅(文京シビックセンター前文京シビックセンター連絡通路【直結】中央・総武線水道橋駅>【徒歩約10分】

参加費:無料ですが、会場費等をまかなうために1口500円からのカンパを会場入口でお願い致します

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