トヨタ系のアイシン機工、“労災社員”の段階的復職を拒否
過労状態の従業員が多いトヨタグループ。トヨタ系の部品メーカー・アイシン機工では、社員(39歳)が年末年始の休業日にも工場で働かされ、3年間ほぼ休日なしの状態となり家庭生活は成り立たず離婚。長時間の作業で痛めた両手首を手術し、今もそれぞれ約10センチの傷跡が残る。“労災”にともなう休業期間終了が目前に迫るなか、会社は退職に追い込もうとしているが、御用労組は何もしてくれない。話を聞くと、彼以外にも、職場で転倒して顔面陥没骨折した社員や、指を落とした社員が、痛みも癒えないうちに出勤せざるを得ないなど、過酷な労働実態が浮き彫りになってきた。
◇山頂の要塞・アイシン機工吉良工場
大雪のため11か所のトヨタ工場が操業停止された2011年1月17日。雪景色となった愛知県知立(ちりゅう)市内でアイシン機工社員の吉田祐二さん(39歳)と落ち合い、車で会社に向かった。昼過ぎには雪も溶け出し、高速道路を車はスピードを上げて走行する。快適なドライブだ。
「これ、高速道路じゃなくて一般道なんです」
と吉田さんが笑う。
――そうなんですか。高架を走っていて信号もないし、どう見ても高速道路だと思っていました。
「トヨタさま様です」
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