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2010年6月 7日 (月)

名探偵ポアロの時代は美しい

 たまにだが、つい最近までAXNミステリーチャンネルで『名探偵ポアロ』を見ていた。アガサ・クリスティの作品なので有名だ。私は、ストーリーよりも画面そのものを見て楽しんでいる。見ているだけで気持ちいいからだ。

 時代は第二次大戦前のイギリス。室内装飾、自動車、登場人物のファッションなど、どれをとっても美しい。

 もちろん、ドラマで扱う対象が当時のイギリスの上流階級と上層中流階級だから美しさが強調されているのであろう。ひらたくいえば、権力があって金のある連中の風俗に余裕があるのである。

 当時の下層階級はどこでもヒドイ暮らしだったし・・。

 前々から感じていたのだが、イギリスのみならず、フランスだろうが日本だろうが、ファシズムの時代のファッションは完成されている。恐ろしいですね。この時代(1930年代)といえば、ベルナルド・ベルトルッチ監督の『暗殺の森』の雰囲気もいい。これまた、街、人びとの服装、室内装飾、その他が完璧に映像美を醸し出している。これぞヨーロッパ。エレガントだ。

 時代はファシズムと戦争の危機にさらされていたわけだが、当時の中・上流の生活様式には明らかに美がある。その可憐な姿の裏で、疲弊する庶民の暮らしやファシズムと弾圧、戦争準備が進行していたのから、それを考えるとよけいに不気味な美しさだと思う。

 なんだか複雑で奇妙な心境なのだが、美しいものは美しい。イギリスのテレビ番組『名探偵ポアロ』に感謝。

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