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2010年5月31日 (月)

出版フリーランス・デモ

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 先月25日、出版社や書店が集中する東京神保町界隈で、「出版フリーランス・デモ」が行われ、約60人が参加した。

 全国各地で個人加盟中心のユニオンが創立されて労働運動を展開しているが、出版業界で働くフリーランス(ライター・校正者・編集者・イラストレーター・カメラマンなど)が実行委員会を結成して街頭行動で訴えるのは極めて珍しい。

 参加者のひとりは「出版業界のフリーランスは、自分たちが労働者だという認識が弱い」と述べたが、こうした意識も、これまで活動が盛んでなかったことにも通じる。しかし、相次ぐ雑誌の廃刊などでフリーランスの生活は、平均的労働組合員よりはるかに厳しいのが現状だ。

 取材・執筆をするフリーライターであり「フリーター全般労働組合」執行委員の清水直子さんは、「出版不況で困窮したフリーランスの人が入ってくるようになった」と言う。

派遣切りや雇い止めで注目される製造業より非正規労働者の比率がはるかに高い出版業界。フリーランスの生活が壊滅すると、出版文化そのものが衰退すると懸念する集会参加者の声が多かった。

「立ち上がれ!フリーランス」という横断幕を先頭にデモが出発し「契約違反をゆるさない」「ギャラの未払いをやめろ」「400字5000円よこせ」などと叫んだ。日本一の古書店街であり、大型書店や出版社の集中する神保町を練り歩いたので、沿道の注目度は高かった。

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