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2010年1月18日 (月)

検察クーデターとピノチェト&フランコ

 小沢一郎民主党幹事長の元秘書ら3人の逮捕をみて私がまっさきの思ったのは、1936年、スペインで人民戦線政府を添付くさせようとフランコが軍事クーデターを起こしたこと。そして1973年にチリでピノチェトがクーデターを起こしアジェンデ人民連合を打倒した事件だ。

 1936年のスペインのフランコによる反乱。1973年のチリのピノチェトによるクーデター。ともに選挙で多くの有権者に支持されてできた新政権をつぶす極右勢力による反乱であった。両国のその後の歴史はさんさんたるののとなった。

 今回の小沢一郎周辺の逮捕劇をみて、私はことのこを思い起こさずにはいられなかった。もちろん、政治とカネの問題は追及しなければならない。だが、逮捕時点では、政治資金収支報告書記載問題だけが表に出ている事実だ。

 これだけで国会議員まで身柄拘束となると、どう考えてもおかしい。スペインやチリの当時の政権と日本の民主党を比べると、前者に対して失礼かもしれないが、大きな構造は似ている。ただ、日本ではまだ血が流れていないだけである。

 今後、全国民、全有権者が注目していかなければならないだろう。 

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