鳩山首相「障害者」はやめて「障がい者」に
知人からのメールで、「障がい者制度改革推進本部」の初会合で、鳩山首相は「『がい』は平仮名。このこと自体にも意味がある」と述べたということを知った。日本の首相でこんなことを言ったのは、私が知る限り初めてで、重大な発言である。
まず、知人からのメールを一部分だけ引用する。
≪政府は障害者施策を進める「障がい者制度改革推進本部」を昨年12月に発足させた。初会合で鳩山首相は「『がい』はひらがな。このこと自体にも意味がある」と述べたと報じられる。
なぜ「障がい者」なのか。ある新聞のコラムを読んでいて、なるほどと合点が
行った。その記事は、「障害者」の「害」に〈さまたげ〉と〈わざわい〉の両方の意味があると指摘している。
確かに、手元の広辞苑(第五版)にもそう載っている。一方の「碍」には、〈わざわい〉の意味はない。障害のある方々に〈わざわい〉がふさわしくないことは明
らかだ≫(引用終わり)
なっとくの行く話だ。「害」を「がい」にあらためようという日本国総理大臣が出てきた意味は大きいとわたしは思う。このように人間を尊重する(というか人権感覚を持った)総理は今までいなかったのではないか。
もちろん政治家として大物だったり、すぐれた面をもつ総理はいた。しかし、このうようなタイプの人はいなかったのではないだろうか。これが「友愛」につながるのか。
トップがこのような考え方をしているのだから、きちんとリーダーシップをとれば、現在の政権が民主的な政権になる可能性は十分にある。そう思った。
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