検察と天皇
本日(2010年1月27日)付の『東京新聞』の「本音のコラム」で、精神科医の斎藤学(さとる)氏が重要な指摘をしており、はっとさせられた。それは、検察が小沢一郎氏を追い込む背景に天皇会見問題がある、ということだ。
これまで、検事総長の国会承認や取り調べの全可視化を推進する民主党連立政権や小沢氏に対する反発があるのでは、と書いてきた。
よく考えてみればわかることだが、中国政府幹部の訪日中の天皇会見のことを忘れていた。
斎藤氏によれば「検察庁には国民の知らぬところで証人された『天皇直轄』の官吏が検事総長以下十名いる」としている。
その検事総長が国会承認人事にされようとしているのだから検察は抵抗するだろう。そして斎藤氏は「今回の小沢捜査は小沢氏の収賄や斡旋利得の証拠など狙ってはいないと思う。狙いは冤罪承知での小沢逮捕、そのものだ」と続ける。
おそるべき事態である。それを承知で記者クラブ加盟のテレビ・大新聞は、検察・自民党と一体となって小沢つぶしにを狙っている。何十回も指摘しているように「自民(検察など保守勢力含む)マスコミ大連合軍」の存在は大きい。
本日のコラムで斎藤氏が提起した問題を、私たち主権者は忘れてはならないだろう。
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