« 世襲議員は何人落選するか | トップページ | 世襲の平沼赳夫氏が新党結成? »

2009年8月 6日 (木)

<共同声明「国会議員の定数削減に抗議する」>

 いま、史上まれに見る詐欺行為が行われようとしている。国会議員の定数削減である。自民党も民主党もマスコミも、”識者”と称される人も、みんなが議員の数を少なくすると日本がよくなる、嘘を言って民衆をだまそうとしている。これは、現在の貧困と軍事国家化をもたらすきっかけとなった「1993年危機」に似ている。あのときは、「政治改革、せいじかいかく」と、なんとかのひとつ覚えのように識者やマスコミがプロパガンダを繰り返し、「小選挙区制≒政治改革」とデマ宣伝を繰り返したことを思い出す。

以下、メールが回ってきたので転載します。みなさん、下記の文章を読んでご協力ください。かつて1993年ごろ、「政治改革イコール小選挙区制」と大ウソ宣伝がなされ、エセ二大政党制が進み、とんでもない国になってしまってことを忘れてはならないと思います。(以下は転載です)
<共同声明「国会議員の定数削減に抗議する」>
---
[転送・転載歓迎します。重複受信の際はご容赦ください。]

皆さん

 総選挙が間近に迫っています。様々な関心の寄せ方をされていると思いますが、自民党や民主党などが国会議員定数の削減をマニフェストに取り入れている問題は重大です。

 行政改革を実行するには国会議員自ら身を切るべきだ、というのが表向きの根拠のようですが、1990年代初頭の政治改革詐欺に引き続く行政改革詐欺といえます。主権者の意を汲む振りをしながら主権者を愚弄する政治家の意識が連綿と続いているのです。

 ことは最も基本的な主権を切崩すという問題であり、一時の政権選択に埋没し、放置されるべきものではありません。運動課題の種類を問わず、広く市民運動の成否に重大な影響を及ぼす問題であると捉えることもできます。

下記声明への広範な賛同をよろしくお願いします。



※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

「平和への結集」をめざす市民の風では、「国会議員の定数削減に抗議する共同声明」を作成し、広く個人と団体に賛同を呼びかけることにしました。

期間が短くて済みませんが、賛同署名を8月11日まで1次集約し、総選挙の公示前に各党・メディアに届けたいと思いますので、よろしくお願いします。賛同署名はその後も9月30日(第2次集約)まで受け付けます。

賛同いただける場合は、下記事項をjoin@kaze.fmまでお知らせください。FAXの場合は、020-4666-8281まで。

共同声明「国会議員の定数削減に抗議する」に賛同します。

個人名または団体名:
肩書き:
お名前公表:可・不可


共同声明「国会議員の定数削減に抗議する」
http://kaze.fm/wordpress/?p=276
http://kaze.fm/documents/teisusakugen_seimei.pdf(印刷用ファイル)

                                    2009年8月4日

 民主党は、7月27日に発表した衆選マニフェスト(政権公約)のなかで、「ムダづかい」削減のために衆議院比例区議員の定数80削減を提案した。
 自民党でも、定数削減を政権公約にしている。

 しかし、国会議員の定数削減は、議会制民主主義のもとにおける有権者の多様な意思の表明を困難にし、民主主義の精神を踏みにじるものであり、我々はこの提案に強く抗議する。

1. 議会制民主主義のもとでは、広範な市民の多様な意思をできるだけ的確に議会に反映させること、従ってまたこのための仕組みが極めて重要である。

2. このためには、然るべき人数の議員が必要である。
 現在の衆議院の定数、480人は決して多すぎるものではない。
 現在の選挙制度が発足した時には500人であったが、その後削減されている。

3. ヨーロッパの主要国(独、英、仏、伊)では、人口は日本の2分の1から3分の2であるが、下院議員の定数は600人前後である。
 人口10万人当たりの定数は、独で0.74人、その他では1.0人前後である。
 これに対し、日本では0.38人と極めて少ない。

4. 米国の連邦下院議員定数は、435人と少ないが、独特の大統領制である、州の権限が強い連邦国家であるなど、政治制度が日本と 著しく異なっており、比較の対象にするのは適切ではない。
 それでも、米国の議会予算は日本より大幅に多い。

5. 定数削減の目的は、これまで、民間のリストラ、国の行政改革に対応して、国会も人員、予算の節約を図る必要があるため、といわれてきたが、今回「ムダづかい」削減による財源確保が目的、とされている。
 
しかし、国権の最高機関である国会の議員の在り方を、民間や一般公務員と同じように論ずることは基本的に間違っており、特に議員定数の一部を「ムダ」とみなしてその削減を財源確保の手段としていることは、到底容認できない。
 定数削減の結果、国会がまともに機能しなくなったら、民主主義が衰退してしまうことを無視している。

6. このような危険を冒してまで議員定数を削減しても、それによる予算節約はそれほど大きいものではない。
 国会の予算は、国会図書館を除くと約1,100億円である。(この他、政党助成費が321億円ある。)
 これは、一般会計予算の0.12%であり、この一部を削減しても予算の1万分の1から2程度である。       
 因みに、米軍へのいわゆる「思いやり予算」は2千数百億円に上る。また、F-15戦闘機は一機100億円、F-2は120億円である。
 もちろん予算節約の努力は必要であるが、他方、国会の基本的な任務遂行に必要な予算は、民主主義のコストとして負担すべきである。

7. 定数削減は、比例区の定数削減として提案されているが、この提案には、民意をより正確に反映する比例区の定数を削減し、最終的にはこれを無くして、完全な小選挙区制に変えてしまおうという意図が窺われる。マニフェストには「政権交代が実現しやすい選挙制度とする」と記されているからである。
 ただし、専門家によると、小選挙区制では政権交代が起きる可能性が高い、ということは明瞭とはいえない。

8.小選挙区制には問題があることは広く知られているにも拘わらず、選挙制度の在り方について公に議論しないまま、定数削減によって完全な小選挙区制へと実体を変えようということは、極めて不公正、不当な政策であるといわざるをえない。

9. 小選挙区、2大政党制は、統治する立場からは好都合といわれているが、市民の立場からは、多様な民意を的確に反映させることにはならず、不公正である。
 有権者の意思を的確に反映させるためには、少数政党への投票をも尊重する比例代表制を基礎とした制度が絶対に必要である。

10. このように大きな問題があるにも拘わらず、定数削減という方針が尤もらしく聞こえ、一定の支持を得ているのは、ろくに仕事をしない議員が多すぎる、世襲議員が余りにも多い、などのためであろう。
 この状況を改めるのは、定数削減ではなく、望ましくない議員を落選させ、真っ当な人物を選ぶことである。

11. 参議院議員の定数については、今回は触れない。参議院の在り方を議論する過程で慎重に検討すべきである。
 衆参合わせて何割削減などという粗雑な議論は、問題外である。

 以上の理由により、我々は国会議員の定数削減という政策の撤回を強く求める。


「平和への結集」をめざす市民の風
http://kaze.fm/

join@kaze.fm
<小選挙区制反対・議員定数削減反対 討論会>
 日時:8月30日(日)午後1時30分~
 場所:文京区民センター (地下鉄春日駅、後楽園駅下車)
 地図http://www.b-academy.jp/faculty/c04_01_j.html?area=mainColumn
 
 メインの報告:羽原清雅氏(帝京平成大学教授)
 司会:林克明
 資料代:700円
 主催:小選挙区制廃止をめざす連絡会
 賛同人
   相川晴彦  京葉生きいき会議(千葉)
   石井孝夫  政治の変革をめざす市民連帯
   江原栄昭  新社会党東京都本部副委員長
   大久保雅充 基地のない平和な沖縄をめざす会
   長内経男  市民じゃーなる(埼玉)
   河内謙策  「平和への結集」をめざす市民の風
   佐藤和之  労働者ユニオンLIAF執行委員
   田口房雄  選挙制度修正投票推進全国会議
   中本正一朗 沖縄工専教授
   原田伊三郎 世直し老人党幹事
   林 克明  草の実アカデミー
   水上正貴  金融労働調査時報編集長 2009.7.21

 総選挙が8月30日に行われる。世界的恐慌を背景に3代にわたる
無能・無責任政府の下で、国民生活は破壊されつつあり、「政権交代」
は必至となった。7月12日の東京都議会選挙では、民主党が圧勝した。
マスコミは競って、民主党が単独過半数二四一を遙かに越えると予想して煽っている。
 自公政権は退場させるべきだが、「政権交代」で世の中は一挙に好転
するのだろうか。ワーキングプアーの現実は解決するのか。新しい就職先は
見つかるのか。ソマリアに派遣された自衛隊はどうなるのか。民主党は、大企業にはっきりと雇用の安定を要求できるのか、沖縄の基地を強化する日米安保にNOと言えるのか。
 民主党は、衆議院の比例部分一八〇を一〇〇に削減すると公約している。 1993年に細川護煕連立政権が誕生し、「93年政変」などと過大評価している隙に翌年に小選挙区制導入を許した誤りを繰り返してはならない。
 「政権交代」を活かすためには、主権者たる私たちが声をあげ、その運動によって新政権を動かすことが必要である。その当面の大きな課題の一つが、議員定数削減反対と小選挙区制反対である。
 霞ヶ関の官僚主導の政治を打破するためには、官僚を監視する市民と国会議員を増やすことこそ必要であり、議員を削減して官僚を抑えるというのはペテンだ。
 議員を削減しなくても、議員歳費などを減らせば、経費削減はできるのだ。比例区を減らしたら、共産党も社民党も激減してしまう。小政党や無所属議員は国会に要らないというのか。言論封殺であり、民主主義の死だ。
 選挙投票日の8月30日に、私たちは、国会を内外から動かす市民運動
の声をあげよう!
 討論をこそ巻き起こそう。

 講師は、朝日新聞政治部長として、小選挙区制導入当時から、
小選挙区制に反 対。現在は帝京平成大学教授。
 最近の論文:「民主主義を問い直す衆院選」『もうひとつの世界へ』 第18号

小選挙区制廃止をめざす連絡会・幹事
         石井孝夫、佐藤和之、原田伊三郎、林克明、村岡到

連絡先:Eメール:
logos@lake.ocn.ne.jp

|

« 世襲議員は何人落選するか | トップページ | 世襲の平沼赳夫氏が新党結成? »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/124508/45852382

この記事へのトラックバック一覧です: <共同声明「国会議員の定数削減に抗議する」>:

» 一見女の子 緑川狂平かなりイイ [腐男塾 緑川狂平がイイ!]
一見すると完全に女の子なのに「自分は男です」(笑)緑川狂平かなりイイ! [続きを読む]

受信: 2009年8月26日 (水) 10時35分

» 8・30☆小選挙区制反対・議員定数削減反対」討論会 [ロシア・CIS・チェチェン]
=== 「小選挙区制反対・議員定数削減反対」討論会 === {{{   日 時:8月30日(日)午後1時30分〜  場 所:文京区民センター (地下鉄春日駅、後楽園駅下車)  地 図:[http://www.b-academy.jp/faculty/c04_01_j.html?area=mainColumn]  メインの報告:羽原清雅氏(帝京平成大学教授)  司 会:林克明  資料代:700円  主 催:小選挙区制廃止をめざす連絡会 }}} {{{: 総選挙が8月30日に行..... [続きを読む]

受信: 2009年8月28日 (金) 02時40分

« 世襲議員は何人落選するか | トップページ | 世襲の平沼赳夫氏が新党結成? »