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2009年8月27日 (木)

偽装CHANGE新党そして自民偽装延命

世襲議員ゴールデン・リスト⑧

 最大政党が揺らぎ始めると、新党とか政界再編ということばがメディアに踊るようになる。「世襲議員ゴールデン・リスト」でも紹介した元行革相の渡辺喜美氏ら複数の世襲議員も新党に絡んでいる。ここで考えなければならないのは、経済学者の植草一秀氏が指摘してきた「偽装CHANGE新党」のことである。これを問題化する多くの人々の主張を簡略化すると、新党が自民党の別動隊になりはしないのか、という疑問だ。

 植草氏やその他のブロガーたちは、いろいろな考察を示してくれて、大変興味深い。しかし、私が考えている、いや、心配していることは、単純明快である。

 結論を言ってしまうと、マスコミが「新党」「政界再編」という言葉を多用するときは、要注意だ。ずばり、政界再編とは、自民党勢力・保守勢力・右派勢力の偽装延命である。

 過去にできては消えた「新党」の名前がうかぶ。

日本新党 1992年

新党さきがけ 1993年

新生党 1993年

新進党 1994年

太陽  1996年

民主党 1996年

◆結局 小選挙区制の絶望を生んだ

 ・・・・・・このように1990年代は政界再編と新党ブームだった。それは自民党長期政権の腐敗が頂点に達し、民衆の改革志向は確かにあった。それに呼応する形での新党結成だった。

 そして1993年、政治改革≒小選挙区制というデマ宣伝、つまり嘘も千回いえば本当になるとばかりに同年の衆院で小選挙区導入を含む政治改革関連法案通過、翌1994年に参院で可決。これにより、貧困と戦争政策が決定づけられた。(いまこの説明は省略。)

◆全部、保守・自民党系じゃないか(笑)

 よく考えてほしい。改革だの新しい風だのといってできた新党は、全部が自民党別動隊、保守別動隊、右派別動隊だったではないか。政略や思惑によって一部左派も取り込まれているとはいえ、なんのことはない、結果的(あるいは策略として)に保守政権を延命させた。

 だから自民系の保守という手のひらの上で、ぐちゃぐちゃ政局が動いているだけだ。おそらく民主党新政権もその流れにのる可能性は十分。

 日本の混迷は、考えることや思想のスケールが小さく、せこくなっていることに原因がある。保守という、せいぜい民衆の40%程度しか支持されていない思想の枠内だけですべてことが進んできた。

 本当は、1980年に誕生したフランスのミッテラン政権[社会党・共産党の連立政権)のようなものだって幅広い選択の中にはあるのだ。また、偽装ではなく、ほんとうの新党が出るか可能性もある。それを非現実的だという人の発想は、洗脳されている。もっと頭をやわらかく、パラダイム転換したらどうですか。

 だから、民主政権が目の前に迫ると、外交と安全保障は継続してもらわないと困る、などと自民やマスコミや御用文化人がのたまう。ばかなことは言わないほうがいいだろう。変える必要があるから政権交代させるのだ。

 我々の選択肢はもっと幅広くあるはずだ。自民と民主(民政党と政友会)という保守だけでの思想でやられたら、私などは窒息してしまいそうだ。もっとも民主党の小沢一郎氏の根底思想は保守二大政党制=永久保守独裁。

 結論。「新党」「政界政変」この言葉が出てきたら、まずはインチキだと疑ってかかることだ。庶民がだまされないために

◆お知らせ

 日時:8月30日(日)午後1時30分~
 場所:文京区民センター (地下鉄春日駅、後楽園駅下車)
 地図http://www.b-academy.jp/faculty/c04_01_j.html?area=mainColumn
 
 メインの報告:羽原清雅氏(帝京平成大学教授)
 司会:林克明
 資料代:700円
 主催:小選挙区制廃止をめざす連絡会

 

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