さらば「御用審議会」~審議会革命の方法を探る~
災害と審議会報告は、忘れなくても突然やってくる
ある日突然、とんでもない法案がマスコミを通して発表される。人権や民主政治を求め、平和な社会を築こうとする人々は、あわてふためくことになる。
「とんでもない法律だ」
「あまりにも、ヒ、ヒドイ!!」
「いくらなんでもこれは・・・」
と右往左往し、反対運動を展開することになる
審議会の報告書がお墨付きとなり、法案や制度案が作成され、たとえば国会であっさりと法案が可決される。自民党・公明党の独裁に加え、第二自民党的な民主党が形ばかりの修正をして可決されてしまう。こんなことをずっと繰り返してきた。
闇の中の審議会(なんと、900分科会!!)
原因はさまざまだが、見逃せないのは、約900(分科会)の「審議会」である。役人や政治家の息のかかった御用学者・御用評論家などが軒並み参加し、権力に都合のいい法案や制度を、あれこれ屁理屈をつけて押し通す。いい意見を言う審議会委員がいても官僚主導になる。もちろん、きちんとした専門家が審議会委員になることもある。
市民はおろか、有権者に選ばれた国会議員でさえ、まともに関与できないまま納得のいかない政策が決定されてしまうのである。東京都などの地方自治体でも同じ傾向がある。どのような理由で、誰が委員を指名し、審議会で誰がどのような発言をしているのか・・・。このようなこともベールに包まれたままで私たちは知ることができない。
すべて明らかにせよ
このような問題をオープンにする制度がイギリスにある。それは「公職コミッショナー制度」というもので、政策にかかわる審議会などを透明にする制度である。公募し、選考基準を明らかにし、公募の合格と不合格の理由を明らかにし、プロセスを明らかにする。これを制度化したものだ。
この問題に詳しく、英国の制度を翻訳「審議会革命」(現代書館 1000円)した弁護士の日隅一雄氏に講演していただく。
実は、今年(2009年)2月に同じテーマでシンポジウムが開催された。しかし、これだけ重要な課題なのに世間にはまだ伝わらず、マスコミでは大きく取り上げられない。本来名ら野党がマニフェストに取り入れ、それこそ審議会改革の新法案をつくるべきだ。そこで「草の実アカデミー」は、しつこく追及したいと思う。
8月22(土)は、原宿の「穏田区民会館」で話し合いましょう
◎第7回 草の実アカデミー講演会
さらば“御用審議会”
~審議会を抜本改革する方法~
2009年8月22日(土)
講師 日隅一雄弁護士
日時 2009年8月22日(土)
13時30分開場 14時開始 16時45分終了
場所 穏田区民会館会議室
渋谷区神宮前6-31-5 電話 03-3407-1807
JR原宿駅徒歩6分
資料代 500円(会員無料)
主催 草の実アカデミー
【問い合わせ先】
草の実アカデミー
TEL 03-3916-2664(火・木・土日祝)
Fax 03-3916-2676
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