2月20日 栗栖発言と田母神雑文問題との違い 三宅勝久氏講演会
ここ何年間、自衛隊がおかしい。制服組による文民へのあからさまな攻撃も目立つ。たとえば、表面上は制服を脱いでいるもののいまだに軍人のつもりでいる佐藤正久参議院議員は、元防衛事務次官が新聞に寄稿した記事(制服組暴走の恐れを指摘した内容)に関して、制服組を非難することが文民違反である、という趣旨の考えを示すほど。支離滅裂で傲慢ぶりを隠そうともしない。相次ぐ隊内暴行事件などを取材するジャーナリストの三宅勝久氏の講演会がある。
以下、案内文を引用します。
約30年前の栗栖統幕議長解任問題は自衛隊制服組のトップが「自衛隊は奇襲侵略を受けた場合、第一線部隊指揮官が超法規的行動に出ることはありうる」と発言し、ときの防衛庁長官・金丸信に更迭されたことから起こりました。
シビリアンコントロールが問題になり、更迭される構造は先般の田母神問題と同じですが、当時はマスコミも政治家も「とんでもない」という空気が色濃くあった。栗栖は「自衛隊と旧軍は違う」「日本国憲法下の自衛隊」と明言している。 栗栖発言から30年経過して、田母神は「憲法改正」を公言し「自衛隊は旧軍を受け継ぐ」と言い放つ。この30年間、自衛隊や日本はどう変わったのか?そして戦前の日本軍のように、自衛隊には自殺者や隊内虐殺が横行し始めている。
三宅勝久さんのお話を通じて、自衛隊をどうするのか、平和をどうつくるのか、考えることができればと思います。
日時:2月20日(金曜日)18:30~
場所:出版労連会議室(文京区本郷4-37-18 いろは本郷ビル2階)
講師:三宅勝久さん(フリージャーナリスト、出版ネッツ組合員)
資料代:500円
<三宅勝久さんプロフィル>
1965年岡山県生まれ。元「山陽新聞」記者。「週刊金曜日」連載の武富
士批判記事を巡り、同社から1億1000万円の損害賠償を求める口
封じ訴訟を起こされるが最高裁で勝訴確定。反撃訴訟でも全面勝訴を勝
ち取る。現在は消費者金融のほか、自衛隊内のいじめ、自殺問題などを
取材。出版労連では争議支援パーティのギターを持ったシンガーソング
ライターとして、フットサル大会ではネッツチームのキャプテンとして
知る人ぞ知る存在。
主催:出版労連 平和憲法特別委員会 平和共闘委員会
問い合わせ先:出版労連書記局 tel03-3816-2911 fax03-3816-2980
E-mail
maru-k@sa2.so-net.ne.jp
☆出版労連平和憲法特別委員会と平和共闘委員会の共催です。
出版労連通達「反核平和に関する当面のとりくみについて」
でも労連全体に結集が呼びかけられていま
す。
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