2月28日 オバマで“パレスチナ”はどうなるのか&ガザ報告
パレスチナを長年取材しているジャーナリストの土井敏邦氏は、今年1月上旬にガザ取材のため現地に向かった先日送られてきたメールによると、2月28日にドキュメンタリー完成試写会(4部作のダイジェスト)を行う。同時に、昨年末から今年にかけてのガザ攻撃の緊急報告もある。
パレスチナ記録映像4部作
完成記念シンポジウム
―オバマで“パレスチナ”はどうなるのか―
と
―ガザ緊急報告―
【趣旨】
長年の厳しい封鎖に息絶え絶えだったガザ。その150万人の住民はさらに、昨年暮れから3週間、イスラエル軍の空と陸と海からの猛爆撃に襲われました。1300人を超える死者と数千人におよぶ負傷者を出すという、この40年来、ガザ最悪の大惨事が起ってしまいました。
皮肉にもこの暗澹とした時期に、土井敏邦のドキュメンタリー映像シリーズ『パレスチナ・届かぬ声』(仮題)(4部作)が3年の月日を経て2009年3月に完成します。
1993年秋から2007年秋までの15年間、パレスチナ・イスラエル双方を追い続け、“占領の構造”を描こうとした作品です。ちなみにこの第1作目は「ガザ―『和平合意』はなぜ崩壊したのか―」で、1993年秋のオスロ合意以後、6年間にわたりジャバリア難民キャンプのある家族を追いながら、オスロ合意がパレスチナ人に何をもたらしたかを追ったドキュメンタリーです。
本作品の完成の直前に、そのダイジェスト版の上映と共に、1月8日よりパレスチナの現地で取材を続けている土井敏邦の「ガザ緊急報告」、さらに「1月のオバマ米大統領の誕生、2月のイスラエル新首相の登場によって、パレスチナをめぐる情勢はどうなるのか」を、研究者やジャーナリストらによるシンポジウムを通して探っていきます。
ぜひご参加ください。
【内容】
〔第一部〕
*記録映像『パレスチナ・届かぬ声』(4部作ダイジェスト版)
・ (第1部)『ガザ―「和平合意」はなぜ崩壊したのか―』
・ (第2部)『侵蝕―イスラエル化されるパレスチナ―』
・ (第3部)『2つの“平和”―自爆と対話―』
・ (第4部)『沈黙を破る』
(5月から劇場公開予定の映画作品。2002年春のイスラエル軍のバラータ、
ジェニン侵攻と、元イスラエル軍将兵の“占領”の証言)
*評論『この記録映像をどう見るか』
・ 臼杵陽氏(日本女子大学教授)
・ 川上泰徳氏(『朝日新聞』元中東総局長)(予定)
・ ジャン・ユンカーマン氏(映画作家)
〔第二部〕
*ガザ緊急報告(土井敏邦)
*シンポジウム「オバマで“パレスチナ”はどうなるのか」
・ 臼杵陽氏
・ 川上泰徳氏(予定)
・ 土井敏邦
【日時】
2009年2月28日(土) 午後1時から午後5時まで
【場所】
明治大学 お茶の水校舎リバティータワー
(地下1F 1001教室)
【参加費】
1000円(資料代として)
【共催】
土井敏邦 パレスチナ記録の会
現代史研究会
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土井敏邦 (DOI , Toshikuni)
URL : http://www.doi-toshikuni.net/
(コラム「日々の雑感」)
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