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2008年8月21日 (木)

暴れる自衛隊の実像 週刊金曜日

 「暴れる自衛隊の実像」と題した特集が「週刊金曜日」714号(8月8日・8月15日合併号)に掲載されている。これは保存版だ。情報公開請求によって明らかになった自衛隊員の懲戒処分800件をすべて掲載している。世間では犯罪に対する厳罰化が進んでいるが、たとえば部下を暴行し大けがをおわせた暴力自衛隊員などは、ほとんどおとがめなしの「特権階級」になっていることが判明した。

 記事を担当したのは、「自衛隊員が死んでいく」(花伝社)の著者・ジャーナリストの三宅勝久氏。これだけの処分を全部表にしている。部隊内での処分、部隊外でと分けられている。

 たとえば、隊内で部下をリンチし重症を負わせても懲戒免職などは基本的にない。殴って右目窩低骨折で一ヶ月の重傷を負わせた人間は、停職12日。隊員に暴行して鼻骨を骨折させて細粒球を近くで破裂させた1尉(33)は減給1か月少々・・・。

 言うまでもなく、世の中は犯罪に対して厳罰化している。これはあまりいいことではないとは思うが、一般社会なら警察に逮捕され身柄拘束、場合によっては刑務所に入らなくてはならないようなケース(もちろん会社は首)でも、暴力自衛官は、ほとんど「お咎めなし」に近い。

 再発防止、すくなくとも今より暴行を減らすには、一般世間なみの処罰が必要だろう。これをやらないと、いつかその暴力は一般市民に向かうかもしれない。実際に部隊の外での暴行事件も多発しており、部隊内外の事件は公表されていないものも多い。旧日本軍の体質を改善しなければ、かつての日本軍のように国民・市民にとって自衛隊が驚異となってしまうだろう。

 ひどいめにあわされている自衛隊員を救うためにも、犯罪者をせめて一般社会のレベルと同様に処罰すること、そして事件の内容を公表することが必要だろう。現在、情報公開を請求しても墨塗り文書が出てくる。

■本日、TBS「ニュース23」で自衛隊員の自殺問題放映

 このような状況だから、自衛隊員の自殺は日本全体の平均よりはるかに多い。本日のTBS「ニュース23」でこの問題が取り上げられる。また25日も続編を放映予定だ。

 いま起きている事実をしっかり見て把握しておきたい。

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