迷惑G8サミット始まる
北海道洞爺湖サミットが始まった。7月5日(土)に札幌で行われた反サミットデモでは4名が逮捕されるなど、あいかわらず警察の過剰警備が続いている。そもそも、世界を貧困化させ、環境破壊をし、戦争を推進している調本人たちが一同に会するサミットは、税金の無駄遣いであり、開催地における警察国家化を推進し、迷惑このうえない。
まず、7月5日のデモについてだが、ロイター通信の映像部門日本人記者も逮捕されている。東京新聞7月7日付の記事によると、
「年配の警官が若い警察官に『こいつがオマエを蹴ったな』と聞く。聞かれた方は無言。記者は先に殴られたと抗議する。」(東京新聞08年7月7日)
これでおよその状況がわかる。このほか、宣伝カーを機動隊が取り囲み、ガラスをたたき割って運転手を引きづりだして逮捕した。
火炎瓶を投げたり、透析したり、打ちこわしをしたり、車を横転させて火をつける・・。世界各地で起きている暴動のようなものが起きたのなら機動隊が規制したり逮捕するのなら、まだ話はわかる。
ところが、東京でのサミット反対デモでも、札幌デモでも、そんな雰囲気ではない。ただ、自分たちの主張をとなえて練り歩くだけだ。そのデモに対して、機動隊が取り囲み、挑発し、暴力的な扱いをしているわけである。
後進国でさえ、デモは日本より自由にやっている。今度の過剰警備でまたしても、日本の後進性を世界に示す結果となった。過剰警備は国辱ものである。そうすればいいか。せめて日本の各地にある公安条例を撤廃すべきだ。もちろん、それだけでは足りず、言論表現推進法「路上および公共空間における言論表現活動の自由を保障し推進する法律」ぐらい制定しないとダメでしょうな、日本は。
逮捕時の映像
http://tv.g8medianetwork.org/?q=ja/node/301
北海道でも東京でも過剰警備でうんざりしている人はたくさんいる。巨額の税金を投入してこんなことをやってほしくない。今後、サミット廃止を真剣に検討したほうがいいのではないだろうか。
配偶者同伴など、もってのほかだ。「ファーストレディ」が来日しないことを問題とするテレビ番組があったが、噴飯ものである。
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