東京新聞を読もう
私は東京新聞を自宅で読んでいる。いちばん元気のいい新聞だからだ。産経新聞や読売新聞を読んでいる人、ぜひ東京新聞にかえてください。面白いし役にたつし、少しすっきりします。
私が東京新聞を支持する理由は、在野精神を感じるからだ。「在野精神」いまの日本じゃほとんど死語になりつつある。
ほとんどの大新聞が、自民党機関紙、政府機関紙、財界のいいなり、国家主義にからめとられているなかで、少し骨のあるのが東京新聞だ。
ただ、いい情報や正しさがあったとしても、面白くないと人は文章を読まない。その点、同紙は様々なコラムが充実しているし、看板企画「こちら特報部」がある。最近だと、山本モナ問題をとりあげていた。やわらかいタッチだが、本質は衝いていたと思う。
他方で東京新聞は、平成の治安維持法「共謀罪」成立への動きと反対の動きをとらえて積極的に報道している。そのため、自民党の平沢勝栄議員に文句を言われるという栄誉も受けている。
「本音のコラム」では、北海道大学教授の山口二郎氏の文章が印象的だった。タレントの橋下徹(大阪府知事)が、山口県岩国市長選挙に関して、地方が国の防衛政策に文句をいうなとケンカを売った。それをとらえて山口教授は、だったら問題になっている基地を全部{大阪に)引き受けてもらったらどうかという趣旨を書いたのである。
よくぞ書いてくれた。私は大賛成である。たとえば首都圏ですさまじい爆音を出している米軍基地機能を大阪城をつぶした跡地に移転させるなどはどうだろうか。なにしろ大阪の知事は、国の軍事政策には口出しをしないそうである。ならば全部引き受けてほしい。
東京新聞の話にもどろう。まともで面白い東京新聞をとることも、ジャーナリズム改革の一歩となるかもしれない。
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最近私は、東京新聞の無報酬の拡販員になっている。
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