光市母子殺害事件と立川反戦ビラ
日本の裁判がおかしい。光市母子殺害事件、立川反戦ビラ弾圧事件、横浜事件再審、御殿場事件(少女強姦ねつ造事件)・・・・。首をかしげたくなる裁判が多い。第二言論の結集をめざす「草の実アカデミー」第三回講演会では、光市母子殺害裁判と立川反戦ビラ事件判決について、語る。
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第3回 草の実アカデミー(第二言論の結集)
「裁判がおかしい」
◎日時 2008年7月5日(土) 1:30~4:30 (1:10開場)
◎場所 文京区民センター 2階A室
都営地下鉄三田線春日駅 徒歩1分
http://www.mapfan.com/m.cgi?MAP=E139.45.26.8N35.42.19.9&ZM=11
◎資料代 500円
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◆「『光市母子殺害事件』~もうひとつの視点」
映像と報告・綿井健陽(フリージャーナリスト)◆
「光市母子殺害事件」で殺人などの罪に問われた「元少年」(事件当時18歳1カ月)に対する差し戻し控訴審は、今年4月22日に死刑判決が言い渡された。一審・二審は無期懲役だった現在27歳の元少年に言い渡された「極刑」判決に対して、 多くの人は「当然の結果」と受け止めているだろう。
だが、「世論と被害者感情」の一色・一方向に覆われたメディア報道の中では、元少年や弁護側からの視点はほとんど提示されていない。被害者遺族の感情や視点をあえて外したときに見えてくるものは何か。広島高裁で行われた差し戻し控訴審公判を傍聴・取材し、元少年への拘置所面会を続けたジャーナリストが、「光市母子殺害事件」裁判の”もうひとつの”実像に迫る。 3人は、ただ反戦ビラを配っただけにもかかわらず75日間も勾留されました。裁判では、一審の東京地裁八王子支部がビラ配布は「民主主義社会の根幹」をなす「政治的表現活動」であるとして、無罪の判決を出しましたが、二審の東京高裁は、被告に10~20万円の罰金刑を課す、逆転有罪判決を下しました。管理者の許可がないというのが理由で、商業チラシも許可がなければすべて違法という判決でした。 そして、さる08年4月11日、最高裁までもが被告に上告棄却の判決を言い渡し、高裁判決が確定してしまいました。物言えない社会にしないために、最高裁判決を徹底的に批判します。
○綿井健陽(わたい・たけはる)
フリージャーナリスト。71年大阪府出身。イラク戦争取材で「ボーン上田賞」特別賞。光市母子殺害事件は、昨年の差し戻し控訴審開始から公判を傍聴・取材。月刊誌『創』で連載「逆視逆考」を掲載中。アジアプレス所属。
◆立川ビラ弾圧~最高裁判決を徹底批判する
立川自衛隊監視テント村・大西章寛◆
立川反戦ビラ入れ裁判は、04年2月、立川市にある自衛隊官舎に「イラク戦争にいっしょに考え、反対しよう!」と呼びかけるビラをまいたことが住居侵入罪にあたるとして、3名の市民が逮捕・起訴された裁判です。
○大西章寛(おおにし のぶひろ)1973年生まれ。立川反戦ビラ入れ裁判元被告。東京・立川基地の在日米軍が横田基地に移った後、自衛隊が使用することに反対した市民が1972年に結成した反戦・反基地運動団体「立川自衛隊監視テント村」メンバー。
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