日経新聞が書籍『トヨタの闇』の広告掲載拒否
11月下旬、日本経済新聞社が「トヨタの闇」(渡邉正裕氏との共著、ビジネス社)の広告掲載を事実上拒否した。この本は、社員の過労死・パワーハラスメント・偽装請負・リコール率の高さ、海外での不当労働行為の実態などを報告したものだ。世界のリーディング・カンパニー、全上場企業でマスコミへの宣伝広告費第一位のトヨタだけに、批判記事が載らないのならわかる。しかし、広告まで拒否とは・・・。
もちろん、トヨタ批判本の広告を拒否します、などとは決して言わない。この表現がちょっと・・となるのだ。
版元のビジネス社に問い合わせところ、日経の「修正要請」のポイントは以下のとおりである。
ポイント1、「衝撃の事実!!」
…誇張しないでほしい
ポイント2,
「4畳半・築40年超のボロい寮に住む正社員。」
「勤務中に過労死しても労災認定すらされない正社員。」
「実は販売台数よりリコール台数のほうが多いという事実。」
…見方が一面的ではないか?
ポイント3,
「年間1千億円超にもなる日本一の広告宣伝費で首根っこをつかまれたメディ アは、トヨタの経営側に建った一面的な報道しか流せない。本屋には『トヨタ式』『トヨタ流』といった大本営発表に基づく「おべんちゃら本(中略)普段は一般人の眼に触れないほうの部分にフォーカスをあてたものだ。いずれも事実であるにもかかわらず、トヨタを恐れ萎縮するマスコミには流れない情報ばかりである」
…この文章全体がメディア批判のため、削除を希望する
ポイント4
「世界のリーディングカンパニーとして恥ずかしくありませんか?」
…これは誹謗中傷である
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