ミャンマー(ビルマ)軍事政権打倒デモ(東京)
ビルマ(ミャンマー)で軍事独裁政権の暗黒政治に反対する人びとに対し、当局は本格的弾圧を始めている。軍人が力をますとろくなことはない。日本も自衛隊制服組の権限と文民統制無視の風潮が拡大しつつあるので充分な注意が必要だ。以下、アムネスティ関係者からの文書を転載する。9月30日(日)に東京で抗議デモがある。
アムネスティ・インターナショナル日本、ビルマチームからのメッセージ
《 ビルマ情勢を憂慮される日本の皆さん、
そして在日ビルマ人のみなさん、
ビルマ(ミャンマー)では、長い軍事政権の下で民主主義、人権が守られない状況が続いてきました。ノーベル平和賞を受賞したアウンサンスーチー氏がのべ十年以上の自宅軟禁となっているのもこうした状況のあらわれです。
本年8月以来、民主主義を求める反政府デモが各地で起こりまじめました。こうした反政府デモは、9月後半に入り、同国で深く尊敬される仏教僧侶が積極的に加わったため、加速度的拡がっていきました。 こういった情勢のなかで、心配されていたとおりのことが起こりました。9月26日の午後、十万人以上になった反政府デモに対して、軍事政権は催涙弾の発射や無差別逮捕などの弾圧を加え、少なくとも、数人の死者が出ていると伝えられています。 わたしたちはこういった事態を深く憂慮するとともに、以下のことを呼びかけます。
①ビルマ情勢に関心を持ち、お知り合いの方たちと情報を共有してください。
②在日ビルマ人と協力し、抗議行動に参加してください。
私たちは同じビルマで起こった1988年の民主化運動に対し軍事政権が残虐な弾圧を加え、多数の死者を出したことを忘れてはいません。今回の状況の中で88年のような事態は絶対に避けなければなりません。
アメリカのブッシュ大統領は国連の演説の中でビルマの軍事政権を強く批判しました。また、イギリスのブラウン首相は、「今回の事態を解決するために即刻国連安全保障理事会を開くべきだ」と強く主張しました(いずれも26日の報道より) こうした国際社会の動きと、私たち一人一人の小さな働きかけが、ビルマ国内の人々を少しでも励まし、事態を好転させるだろう、と信じています。
一番恐ろしく、またビルマの軍事政権を利するのは、私たちビルマ国外にいるものの無関心なのです。この事態を看過することなく、どんな方法でも行動を起こそう、と強く呼びかけます。
2007年9月28日
アムネスティ・インターナショナル日本 ビルマチーム
(連絡先)090-7182-5594、
■9月30日(日)東京で抗議デモ 日 時: 2007年9月30日(日) 集合時間: 午後2時 集合場所: 五反田南公園(JR五反田駅) 行 程: 五反田南公園から在日ビルマ大使館まで(30~40分程度) 主 催: 在日ビルマ民主化活動家のみなさん 詳細問合:090-4221-1988(日本語可)もしくはPFB事務局(03-5312-4543)まで ビルマ関連の情報は、ビルマ情報ネットワークまで
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