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2007年7月 8日 (日)

自民党の年金ビラにあきれる

 昨日、7月7日(土)、新宿を歩いていたら、参院選東京選挙区で立候補予定の自民党候補が宣伝カーの上で街頭演説をやっていた。消された年金についてのビラを撒いていたのだが、それを見て私はあきれ返った。

◇自民党 本日も反省なし

 消された国民年金については、さまざまな責任者がいる。しかし、もっとも厳しい責めを負わなければならないのは、歴代政権・政権政党である自民党だ。

 ところが、新宿の街頭で配られていた自民党のビラには、謝罪の言葉がまったくない。ぜんぜん、悪いと思っていないのである。裏面を見ると、野党攻撃をしているばかり。

 また一年以内にすべて解決するなどと、無責任な内容だ。なによりも、ビラ全体から受ける印象が傲慢で国民に対し申し訳ないという真摯な姿勢ゼロである。もし、選挙で自民党が大敗しなければ、うやむやにされる可能性は否定できないと、正直に思った。

◇庶民感覚と大幅にずれる街頭演説

 いま自民党に逆風が吹いており、自民党候補は戦々恐々としている。しかし、彼らは選挙の結果を考えてあせっているだけ。なぜ自分たちに批判の目が向けられているのか、根本的にわかっていない。

 7月7日のJR新宿駅東口の演説でもわかった。東京選挙区から出る保坂三蔵氏である。

「いま豊かになってハングリー精神がなくなった」

 という一言が気にかかった。かつての東京オリンピックのころは、ハングリー精神があって前向きだった。それに比べて今はなんだ・・と言わんばかりであった。

 「豊かさ」と聞いて、私は怒りを通り越して笑った。いま、日本の各地から、生活苦に追われる膨大な人びとの悲鳴が聞こえてくる。彼にはその声が届いていないのであろう。というより、お金持ちの自民党議員さん(周辺の人もわりと金持ちが多い)は、肌でまったく社会の空気を感じていないのである。

 無反省で野党や労働組合に責任をなすりつける前述の「年金ビラ」といい、自民党はマリー・アントワネットだらけだ。

(明日のパンがないの? パンがないんだったらお菓子を食べればいいじゃない)

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