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2007年7月 5日 (木)

久間防衛首は謝罪せず

 「原爆投下はしょうがなかった」発言の久間章生防衛相が辞任した。理由は、参議院選挙を前に仲間の自民党と候補者に申し訳ないと思ったからだ。被爆者や国民への謝罪ではない。

 やはり「安倍マリー・アントワネット政権」の閣僚だけのことはある。辞任記者会見で、参議院議員で自民党にとってマイナス要因になることを避けるのが辞任の理由であると明らかになった。

 このようなことを言ったら有権者はどう感じるかということをまるでわかっていない。いや、ひょっとして選挙で自民党を負けさせるために久間氏は話したのではないかと思うほどだ。

 安倍マリー・アントワネットとは、明日のパンがないと叫ぶ民衆に対し「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」と言った、フランス王妃のマリー・アントワネットの言葉からきている。(実際に発言したのではなく、世間知らずの彼女を分かりやすく伝えるためのたとえ話だというが・・)

 「お菓子発言」は象徴的である。これと同じで、安倍首相も庶民感覚と彼自身の感覚がまるでかけはなれている。そのお友達の閣僚も全く同じ、というわけだ。

◇「国民すべてが自衛隊による監視対象」

5  ところで、今度の原爆容認発言とともに、自衛隊情報保全隊(旧憲兵隊にあたる)による監視活動は、すべての国民である、との発言は同等に重大である。

 なにしろ、陸・海・空の情報保全隊が、憲兵隊さながら、国民に対してスパイ活動を今現在も行なっていることが明らかになっているのだ。

 国民による自衛隊の監視こそが必要なのである。まったくあべこべの世の中ではないか。

 なお、この国民監視活動について、久間氏は詳細な公表も拒否したし、どこがわるいと開き直っている。謝罪もしていない。文民統制の大切など、まるで理解していない男など、このときに辞任すべきであった。

  

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