浅野史郎出馬で恐怖政治に終止符?
浅野史郎氏が都知事選挙への出馬を正式に表明した。これまで続いてきた石原恐怖政治に終止符が打たれる可能性が出てきた。浅野氏がまだ出馬表明をしていないかった2月25日、出馬要請の集会に私は行き、最前列に座った。彼の顔をじっくり見るためである。
2月25日。日曜日の夜だというのに、ホテルの集会会場はぎっしりと人で埋まり、異様ともいえる熱気が渦巻いていた。
石原都政には、もううんざり。
この一言に象徴される空気だった。社会的弱者への数々の差別発言。疑問にも思わず、そういう男を支持してきた多くの都民。ファシズムと戦争への道はこうして作られると思い知らされた。
石原慎太郎都政とは、日本と日本人の劣化を象徴するものだと私は思っている。したがって、今度の選挙は、これ以上の日本の劣化を阻止して再生させるきっかけにしなければならない。
で、私が会場の最前列、浅野氏が来場したら座るであろうと思われる席のまん前に席をとり、カメラを構えていた。彼が決意したのかしないのかを表情で判断するためである。
実際にやってきた浅野氏は、ふだんの饒舌さはなく寡黙だった。非常にきびしくひきしまった顔だった。何かを熟慮し決断する人の顔であった。
これを見た瞬間、「ああ、この人はもうほとんど決意しているな」とわかった。
さて、脱石原候補を当選させようと思う人々にとって、問題はたくさんある。その最大のものは、共産党推薦の前足立区長・吉田万三氏のことだ。石原都知事批判の票が間違いなく割れるからである。
いま多くの人がこの問題をどう解決する、どのように行動するかを話し合い、行動しようとしている。
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