警察が共謀罪反対運動を妨害
25日の国会開幕にあわせて、共謀罪新設に反対するグループが、いつもどおり国会周辺でビラまきや演説をした。これまでになく機動隊などが妨害したと参加者から報告が入った。昨年の教育基本法改悪反対などで連日数千人が国会周辺に集まったことに政府や警察がヒステリックに反応しているのだろう。以下、現場にいた参加者からの報告を紹介する。
1月25日、国会開会日ということで、早速、共謀罪にくさびを打ち込む第1弾ということで、朝からビラ情宣・座り込み・昼集会と半日行動をやってきたのですが、警察の対応が、もうひどいのなんのって、何でこういうときに、共謀罪TVもいなかったのか悔やまれてなりませぬ。
まず、朝の恒例のビラ情宣に、これまでにも増して機動隊が増員されて、邪魔するわ邪魔するわ、もう嫌がらせの連続でした。
ほとんど通行人の邪魔にならないよう、常識的、整然とまいていたにもかかわらず、「通行人が通れないじゃないか」「車椅子の人が来たらどうするんだ!」「お前らは、教基法のときにさんざん通行妨害やってただろう」(マイクで情宣するや)「路上で携帯する人が困るだろう、音量を下げろ」
(歩道の真ん中に出るや)
「視覚障害者の人が困るぞ、下がれ」
(旗などを立てようとすると)
「風で倒れたら通行人がケガするだろう」と、もういちゃもんのつけ放題。
こちらが抗議すると、「うるせいんだよ」「なんだ?やるのか?警告だぞ」と大声で脅し。何この態度。
そんな感じで、機動隊や私服に囲まれながら、ともかく座り込み、ビラまきをしながら、昼休み集会に入ったのでした。
その間にも機動隊が増強され、少しでも歩道の真ん中に出れば排除です。
そして集会のフィナーレで、ZAKIさんが楽器をとりだし準備をしようとしたら、突然、殺到して、ZAKIさんの楽器ケースにしがみつき、
「歌はだめだ、だめだ」と、襲い掛かってきました。ZAKIさんは、片側の工事用のフェンスに押し付けられ、体がよじれたまま歌いはじめる(ここは映像が欲しかったなあ)や、さらに多くの機動隊が山になって殺到してきて、もみあい、へしあいの状況に。その中で、倒れたり、押しつぶされそうになった人も。
結局、歌は途中でやめざるを得ませんでしたが、こんな対応は初めて。事前に(午前中)、機動隊や私服のえらそうな人たちが現場に来て、盛んに、打ち合わせていたのを見ると、かなり「上」の方から、「あの連中、特に、あの歌い手をちゃんと規制しろ」という指令が出たのは間違いありません。
幸い、集まった人々の毅然とした抗議で、逮捕者は出ませんでしたが、これは明確に、ストリートミュージシャンの街頭表現行為への圧殺であり、去年の一連の行動を受けての警察の構えがはっきり示されたものです。
ともかく、これにめげずに、こちらも知恵を出し合い、仲間を増やし、国会前からホコ天まで、表現規制を許さない姿勢を示すときでしょう。
26日の集会(共同行動呼びかけ 18時半~ 東京しごとセンター地下講堂)に参加をよろしく。
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