共謀罪反対とロシアとチェチェン
9月16日の土曜日、共謀罪反対の集会で話をしてきました。そこで話したことを前後二回にわけて、レジュメ風に書き留めてみたいと思います。メインは後編で。
1、 共謀罪とロシアと日本と私
○ なぜ共謀罪に取り組むか。それはチェチェンを通してファシズム化するロシアを見ているから。共謀罪が成立すれば、日本はロシアのようになる。
○ ロシアと日本は似ている
① トップの人気(戦争と悪者づくりで人気上昇=チェチェンと北朝鮮)
② マスコミ ぶらさがり劇場 どのチャンネルを回してもプーチン大統領と小泉首相とその賛同者の姿が出てくる(ソ連時代のテレビとそっくり)
③ 特定の国と民族を悪者にしたてる。
④ ネット右翼爆弾テロ 8月テロ死者10人けが人50人 容疑者は大学生3人。右翼団体に加盟しているわけでもなく、ネットの書き込みで過激発言。
○ テロの危機からすくうためといって日本もロシアも治安管理を強化している。(チェチェンの脅威・北朝鮮の脅威・中国軍拡などを利用)
① ロシアではメディア政府系企業に買収。編集長クビ。ネットと少数部数紙は自由。日本では大メディアが政権支持。「週刊金曜日」「DAYS JAPAN」「世界」などの少数部数雑誌とネットのみが政権批判。日本もロシアも完全な言論弾圧はせずに、主要メディアを制圧したうえで、周辺の小メディアを”泳がす”方針。
② ロシアでは 地方自治体の首長の選挙を廃止して、大統領が任命 。地方議会まで拡大の動きがある。
③ NGO規制 小さなグループでも、すべて登録しなければならない。その前段として私は04年11月にFSB(連邦保安局=旧KGB)の文書を見た。ここでは名指しことしていないが、明らかに越境性ある団体(国際性のある団体)はスパイであり、反ロ活動(反日活動)をしている。→すべての団体は政府に登録しなければならない→政府が登録を受付ないと非合法活動。ここに共謀罪的な効果。
○ 安倍一派、小泉一派に、推進派に、それならロシアで住めば? 北朝鮮にすめば? 共謀罪新設に反対する良心的で「いいひと」はこういうことを言わない。でも言うべき。
(後編は、共謀罪制定反対運動に関する提案)
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