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2006年7月13日 (木)

北朝鮮と先制攻撃

 北朝鮮が発射したミサイルに絡んで、マスコミは大騒ぎしている。

 なかでも額賀防衛庁長官が、(北朝鮮などを念頭に)外国の基地攻撃能力を自衛隊にもたせたい、という旨の発言が波紋をよんでいる。

 

昨日(7月12日)も、石破茂がテレビに出演し、いろいろと話していたが、結局のところ外国基地を先制攻撃できる政策をとりたいと考えていることがよくわかった。この人物は自衛隊制服組(軍人)の主張をほとんどそのまま述べる人だ。

 日本の直接防衛ではなく、先制攻撃の話が浮上したのは、北朝鮮がミサイルを発射したから急に出てきた話ではない。

 このところ日本政府と防衛庁は、一貫して、専守防衛から海外派兵と先制攻撃が可能な法体系の成立を狙ってきたのだ。

 先制攻撃論にしても、すでに2001年秋からその方針が出ている。そしてそのための予算化がすでになされているのだ。

 もうかつての、外交を中心に据えた平和国家日本はとっくになくなっているのである。

 実は[戦後60年軍拡史](データハウス 上田哲著)という本が来週早々に出版される。この千ページを超す大著では、第二次大戦後、日本の権力がどれだけ意図的に軍拡をしてきたかが、数々の事実であきらかにしている。

 上田哲といえば、NHK委員長から社会党議員になり、防衛問題で政府や自民党と国会論戦を行ってきた人物である。まさに歴史の生き証人であり、本の中身は具体的な事実から成っているだけに迫力満点だ。

 徹底的に野党の立場から見た軍拡史というのもめずらしい。おそらく50年たってもこの本の存在意義は変わらないであろう。

 先にあげた「先制攻撃が2001年秋から具体化している」ことなども、この本に書かれている。

 正式に出版されたら、紹介したいと思う。なぜなら、この本を読めば、日本という国の姿とこれか向かう方向性がはっきりとわかるからである。そして、いかに国民が騙されているかも・・。

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