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2006年7月21日 (金)

チェチェンから何を学ぶのか

 わたしは自己の能力と判断の及ぶ限り、病者の治療に力を尽くします。わたしの治療によって、いかなる人を傷つけることも欺くこともいたしません。(ヒポクラテスの誓い)  世界で最も過酷な戦場といわれるチェチェン戦争下、医祖ヒポクラテスの誓いをまっとうし、敵味方・民族・性別・宗教などの区別なく、すべての傷ついた人を救ったチェチェン人医師のハッサン・バイエフ

 医師としての責務を遂行したがためにロシア軍とチェチェン過激派の双方から命を狙われ、アメリカに亡命せざるを得なかった。

 そのバイエフ氏は7月に来日する予定だったが、アメリカの再入国許可発給の遅れにより、来日は延期となった。急遽、予定を変更して、ハッサン・バイエフ氏が送ってきた映像やビデオメッセージをもとに集会を開催する。

 バイエフ氏提供の映像を使い、映像作家の岡田一男氏(ハッサン・バイエフを呼ぶ会共同代表)の講演につづき、「チェチェンから何を学ぶか」と題して私が講演することになった。興味のある方はぜひご参加ください。

■イベント内容

1、ハッサン・バイエフ氏来日延期の経過と今後の計画
2、バイエフ氏ビデオメッセージ公開
3、記録映画「子どもの物語にあらず」29分間上映
4、講演「戦場の医師ハッサン・バイエフの仕事」岡田一男(映像作家)
  資料映像提供はハッサン・バイエフ
5、講演「チェチェンから学ぶもの」林克明
6、アニメーション「春になったら」9分間上映

日時 2006年7月22日(土)
   1:00開場 1:30開始 3:40終了
場所 あーすプラザ 
    神奈川県立地球市民かながわプラザ
    JR根岸線「本郷台」駅改札出て左手すぐ 
    所要時間「横浜」~26分 「大船」~4分
    お車をご利用の場合 横浜横須賀道路「日野IC」又は「港南台IC」から約20分
    鎌倉街道「桂町」交差点から3分
http://www.k-i-a.or.jp/plaza/top_map.html (地図)
入場料 無料


■チェチェン難民母子が制作した二つの映像作品について

「子どもの物語にあらず」は、チェチェン人映像作家ザーラ・イマーエヴァの作品。第二次チェチェン戦争勃発と同時に、多数の難民を率い大コーカサス山脈を超えてチェチェンを脱出、アゼルバイジャンに逃れた。

 次々に逃げてくる難民の子どもたちを家庭用ビデオカメラでインタビューをしてこの作品を作った。

 イマーエヴァさんの息子ティムール・オズダミール君は、先に逃れた母を追って2000年春(当時13歳)、アゼルバイジャンに行こうとモスクワを経由した。

 しかしチェチェ人であるという理由だけで拘束投獄される。見ず知らずのロシア人の機転によって救出され、知人の手でアゼルバイジャンへ送られ、母と再会を果たす。ここでコンビューターアートを覚え、難民の子どもたちが描いた絵を動画にしたのものが、アニメの「春になったら」。この作品では子どもたちが見た戦争とこれからの夢が語られる。

 なお、親子は2003年秋にアムネスティ・インターナショナル日本の招きで来日し講演。新潟県の有志が集まり、ティムールの才能を伸ばすため日本で勉強させようと奮闘した結果、2004年4月に新潟のデザイン専門学校への留学が実現した。現在、新潟県に在住。


■今回来日が延期になったハッサン・バイエフ医師について

 外科医、柔道家。
 1963年、チェチェンの首都グロズヌイの郊外、アルハン・カラ生まれ。1977
年、ソ連邦ジュニア柔道大会で優勝し、以後多くの柔道大会にて金メダルを獲
得。

1985年、クラスノヤルスク医科大学卒業。 1988年チェチェンに帰国し、首
都グロズヌイにて形成外科医として医務につく。

1994年、ロシア-チェチェン戦争の勃発とともに、野戦外科医として活躍。敵味方を区
別しない医療活動のために、ロシア連邦軍とチェチェン過激派双方から命を狙われる。

2000年米国へ亡命、同年11月米国NGO・ヒューマンライツ・ウォッチから「2000年
人権監視者」の栄誉を受けた。NGO、チェチェンの子ども達国際委員会議長。

柔道の創始者である故・嘉納治五郎氏を心から尊敬するバイエフ医師は、来日のさいに
講道館道場での稽古も希望しており、日本訪問を心待ちにしている。

■関連サイト

チェチェン総合情報http://chechennews.org/
ハッサン・バイエフを呼ぶ会http://tokyocinema.net/baiev.htm

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受信: 2006年7月23日 (日) 17時00分

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